北海道遺産ジンギスカン応援隊
千石涼太郎

北海道遺産ジンギスカン応援隊 隊長

千石涼太郎

皆様、こんにちは。北海道のソウルフードであるジンギスカンを次の世代に継承すべく、普及活動に邁進中の千石涼太郎です。思い返すと、1996年に上梓し、二度文庫になった『やっぱり北海道だべさ!!』 に、こんな一文を書いてから、ずっとジンギスカンの応援をし続けているような気がします。

「ジンギスカンは道産子にとって特別な料理である。なぜなら、運動会で一等を取ったらジンギスカンであり、高校に合格したらジンギスカンであり、新入生、新入社員歓迎ならジンギスカンであり、親戚や友人が遊びにくればジンギスカンであり、子供が生まれればジンギスカンであり、豊作だったらジンギスカンであり、大漁だってジンギスカンであり、失恋したってジンギスカンだからである。楽しいときもジンギスカンであり、悲しいときもジンギスカンであり、落ち込んだときもジンギスカンであり、興奮したときもジンギスカンである。私なんか、年越しだってジンギスカンである」

はじめてジンギスカンのことを書いてから20年の年月が経ちましたが、常にわたしはジンギスカンとともにあった気がします。一週間に10回ジンギスカンを食べたり、ひとりでラムを2kgずつ買ったり、飲んだあとに食べたり、朝から食べたり。東京でジンギスカン店をハシゴしたり、名寄で食べたり、旭川で食べたり、ニセコで、門別で……とにかく食べ、語りました。ジンギスカンは、いつも楽しい仲間とともにあり、わたしも倖せにしてくれたのです。 皆様の人生にも、きっとジンギスカン鍋を囲んだ日が数多くあるはず。いままでだけではなく、これからも、ずっと。北海道には、ジンギスカンに馴染みがない子供や道外出身者がいます。この美味しさと楽しさを彼らに伝えつつ、和気あいあいと鍋を突き、語り合って北の大地で生きていく。これぞ、道産子! 一緒にジンギスカンを応援していきましょう。


プロフィール

北海道小樽市生まれ。大学卒業後、東京の総合出版社勤務を経て、出版プロデュース業を続けつつ、執筆活動に入る。北海道本の第一人者、県民性研究家、評論家として各種メディアに登場。現在は札幌在住。北海道新聞、O.toneなどでエッセイを連載するとともに、小樽ふれあい観光大使や「北海道ワイ ンツーリズム」推進協議会(初代会長)として、あるいは講演活動、テレビ・ラジオ出演などを通し、教育や地域振興の分野でも活動中。 主な著書に「竹鶴とリタの夢」(双葉社)、「北海道はじめて物語」(廣済堂出版)、「なまら楽しい!!北海道事典」(北海道新聞)などがある。